ヘラクレス・パスコアリとは



ヘラクレス・パスコアリの特徴

ヘラクレス・パスコアリ(DHパスコアリ)は、ヘラクレスオオカブトの亜種の一つでブラジル南東部の標高の低い地域にしか生息しておらず、大きな特徴は「胸角(頭側の角)の突起が小さく、頭角(顔側の角)基部付近の突起がほとんどの個体で消失している」ところで、他にも上翅は明るく上品なクレイゴールドで、黒斑が多い個体から無紋な個体まで変移差がなどの特徴があります。

和名ヘラクレス・パスコアリ
学名Dynastes hercules paschoali
体長オス 85mm~148mm , メス 55mm~76mm
生息ブラジル南東部(Bahia州南東/Espilito Santo州北東)
特徴大きな特徴として頭角部(目が付いてる方の角)の突起は消失しているか、非常に小さいことが挙げられる。また、前半部でやや強く湾曲しており、先端突起はフックのような形状をしていて、先端手前の突起は三角形になっている。また、胸角(頭の上の方の角)が他亜種よりも短く根本部分が太めである。
レア度★★★★
ギネス148mm
※レア度の最大は★5つ

ヘラクレス・パスコアリの希少価値が高い理由

ヘラクレス・パスコアリは現地だと灯火(街灯の灯り)に集まった個体が観察されたりするそうです。しかしながら、現在のブラジル現地ではパスコアリ含む昆虫採集に厳しい制限や規制が行われているため、国外へ持ち出すこと違反となっています。

そのため、天然ものワイルド(WD)個体のヘラクレス・パスコアリを日本で入荷された商品として購入することはもちろんのこと、輸入することも現在では絶望的と言えるそうです。

それらの理由から、いまではヘラクレス・パスコアリの「希少価値」は高くなっています。

そのため、日本では流通している個体数が少なく、天然ものワイルド個体は皆無ということから、ヘラクレス・パスコアリはとても入手難易度が高い亜種となります。

ヘラクレス・パスコアリの名前の由来

現地ではじめてヘラクレス・パスコアリを発見した方が「息子の名前」にちなんで「Pascjoal Coelho Grossi(パスコアル・コエーリョ・グロッシ)」氏から取って名付けられたそうです。


ヘラクレス・パスコアリの取引価格

ヘラクレス・パスコアリの取引価格(流通価格)に関しては、「ペア」なのか「単品」なのかで大きく異なります。基本的にはブリーダーの方たちは、産卵からの採卵を目的とするため「ペア」での取引を好む傾向にあります。

ペアと単品の取引価格については、ペアの方が単品で購入するよりも割安な傾向が多いです。


ヘラクレス・パスコアリ成体の過去取引実績(ペアでの価格)

成体サイズ(オス)115mmのペア9,000円
成体サイズ(オス)119mmのペア13,000円
成体サイズ(オス)133mmのペア39,000円
成体サイズ(オス)143mmのペア40,000円


このように、ヘラクレス・パスコアリの場合は「130mm」を超えて来ると値段が高額で取引されるようになります。


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