ヘラクレス・メテオとは

ヘラクレス・メテオの特徴

ヘラクレス・メテオとはカブトムシの中でも世界最長種であるヘラクレスの中で「極短」かつ「極太」という固有の特徴をもった血統のことを指します。


ヘラクレス・メテオは自然界には存在しないため、ブリーダーによる厳重な血糖管理のもとで人工的につくられたものであり、亜種で言えばヘラクレス・ヘラクレスが多く流通しています。



パチセラス・メテオとは

ヘラクレス・ヘラクレスの中には、野外品で胸角(頭の上にある角)が太い個体が存在しています。そのため、パチセラスという呼称は特にこの「胸角が太い個体」のことを指しています。


ヘラクレス・メテオの寿命

ヘラクレス・ヘラクレスの寿命が一般的に成体で6カ月から1年間と言われていますが、メテオになるとその寿命は20%~30%ほど短い(短命)と言われています。


これはやはり、通常の個体と比べると「奇形」ということが影響していると考えられます。


ヘラクレス・メテオの取引価格

ヘラクレス・メテオはすでに「血統」として日本国内では定着しており、多くのブリーダーが胸角の「太さ」や「短さ」を意識した累代飼育を行っています。


ヘラクレス・メテオの取引価格は、角の太さや短さをはじめ、完品(羽化不全のない状態)ならば、非常に高額で取引されます。


通常のヘラクレス・ヘラクレスが1匹5,000円程度なのに対して、メテオになると数万円から10万円を超える個体も存在します。


ヘラクレス・メテオの累代飼育(ブリード)

ヘラクレス・メテオとは、結論として人工的に作り出した「奇形」の個体であるため、幼虫から蛹までの生存率は一般のヘラクレス・ヘラクレスと比べると低い傾向にあり、さらに蛹から成虫への羽化不全なしの状態(完品)での成体までブリードするのは極めて難しいです。


また、羽化したとしても寿命も短いため、かなりのブリードスキルと知識が必要とされます。

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